初めてチェロを聴きに行ってみた
Youtubeのショート動画をボーッと見てたら
https://youtube.com/shorts/JOe5bAcEEWQ?si=WeBac6YNwjw8NoFu
たまたま流れてきた動画の、
たった数小節のチェロの音色に衝撃を受けた。
チェリスト中木健二さんをググったら
週末にリサイタルある!!!!!
ってことで聴きに行ってきた。
La Folia“狂気のチェロ” 〜中木健二 無伴奏チェロリサイタル〜

前売りチケットの受付は終了していたので

開演5分前に着席したらほぼ満席。
チェロのソロリサイタルで
これだけ人が集まるのかと、驚いた。
定刻になり、満面の笑みを浮かべたイケオジ登場。
座るや否や、誰でも一度は聞いたことがある
有名な曲の演奏が始まる。
演奏家って弾き始める前に天を仰いだり目を閉じたり、
謎の"間"があるもんだと思っていたから完全に拍子抜け。
ただ、そんなことを考えている暇もないくらい
会場全体がチェロの音色に包まれて
全神経が音に集中していく。
そこからは、終演まで
あっという間だった。
正直、チェロの、無伴奏の、ソロリサイタルなんて
途中で退屈するんじゃないかと思っていた。
とんでもない、舐めんじゃねぇと
チェロがステージライトを浴びて輝いていた。
日記がてら始めたブログの最初の記事が
チェロの感想は、ハードルが高すぎた。
そんな語彙力は持ち合わせていない。
ただ、フワッとした感想を書いておくと
人間がチェロを弾いてるんじゃなくて
チェロが自らの意思で鳴っているような、
そんな感覚があった。
中木さんが弾き始めた瞬間、
何かが憑依したかのように雰囲気が変わるのも相まって
チェロに操られている、チェロに選ばれた人なんだな
そんなふうに感じた。
あと、チェロはあんなにも多彩な音が出る楽器なのかと
衝撃を受けた。
音域の広さもそうだし、
重厚にも、気品高くも、哀愁漂うようにも、和楽器のようにも聴こえて
楽器1つだけでの演奏だということを忘れるくらい
いろんな音がしていた。
チェロのすばらしさに気付かないまま将来死ぬことにならなくて良かった、と
大袈裟じゃなく本気でそう思った。
終演後、ホールから出るときに2列前の高校生達が
『はぁあ〜幸せだった…』
とため息混じりに言っていたのに対して
『ほんと、それな』
と心の中で返して、
幸せな気分で家路についた。